江戸川極み野菜ブランドに共感する農家を増やします！

江戸川極み野菜に賛同してくれる生産者の人たちは、みんな農業が大好きで、農作物を育てるのが大好きです。集まればいつも畑のこと、日本の農業の未来について話し合っています。私たちは、安心安全を考えた農業を通して「日本の食を支えている」ことに誇りを持っています。こんなふうに未来に夢を持ち、自分たちの仕事に誇りを抱けるのは、とても幸せなことだと思っています。

その一方で、農家が抱える課題もさまざまあります。 その中でも、私たちが未来に向けて取り組んでいるのが、「流通」と「栽培方法」です。

流通を分かりやすく、身近に！

インターネットが発達するまで、個々の農家は市場を通さないと、生産物を流通させることができない状況でした。市場に卸すということは、自分が丹精込めて育てた野菜が、どこの県のどのお店で販売されるかも分からず、売れ残って破棄されたかどうかも分かりません。つまり、自分の仕事に対する成果や結果が、まったく見えず手応えを感じることができないのです。

また、豊作の年は値崩れが激しく、出荷するより畑にそのまま破棄する方が、まだ赤字が軽減できるということも起きます。つくり手として、とてもやりきれない残念なことです。こうしたことが長年続くと、つくる悦びや、仕事に対する誇りも見失いがちになってしまいます。
なおかつ、地場野菜ではないので、新鮮な状態でお客さまのもとに届くことが難しくなってしまいます。

誰が育て、誰が食べるか。
それがはっきり分かることで、食べる人は、「安心安全とおいしさ」を、育てる人は「仕事のやりがいと責任」をいっそう享受することができます。

「流通を分かりやすく、身近に！」

その想いのもと、地場野菜にこだわり、「育てる人」と「食べる人」が直接つながる仕組みに取り組んでいます。

「食べる人」と「育てる人」が笑顔になる栽培方法

市場などの一般の流通に乗せる場合、安定的に大量生産をして出荷する方が、当然ですが利益になります。すると、「農薬を減らして、ほかの対策で害虫や病気から野菜を守り、価格の高い有機肥料で土壌づくりをする特別栽培基準」より、「農薬を多く使い、安価な化学肥料で生育を早める慣行栽培の方がいい」ということになります。しかし、農薬も化学肥料も使いすぎると、栄養満点でおいしい野菜を育む豊かな土壌は育ちません。ということは、私たちの子どもや孫たちに、日本の食を支える大地をバトンタッチすることが困難になる可能性が高くなります。

そして、食べものは身体をつくる「素」です。その大事な材料である野菜が安全であることは、健やかな身体のためにとても重要であるのは明らかです。「食を支える」私たち農家だからこそ、これからも身体に優しい安全な「特別栽培基準」の野菜を育て、みなさまの健康をサポートしたいと想っています。

また、もうひとつ大事なことは、「食事は、心と心がかよう、人生で楽しい時間」ということ。大切な家族、気のあう友達、恋人、仕事仲間、そして自分自身…、食事は、そうした人たちと一緒に「おいしいね！」「楽しいね！」を分かちあう時間でもあります。毎日の食事の時間が、心温まるひとときであるなら、人生がさらに楽しくなるでしょう。
そんなすてきな時間を、「おいしい野菜をお届けすることでサポートしたい」と私たちは想っています。

志を同じくする農家とともに未来を創ります

こうした取り組みをしている私たちに、共感してくれる農家が増えることで、日本の農業が少しづつ変わっていきます。日本の大地も、ひいては地球環境も変わっていきます。いち農家の力では限界があったことも、志を同じくする農家が集まれば、「流通」と「栽培方法」に変革を起こせます。点が線になり、線が平面になり、人に、地球に優しい農業が大地を覆っていきます。

未来の目標を具現化するために集まって話していると、とてもワクワクします。自分たちのアクションで愛してやまない農業をよりよく変えることができる。心からの悦びでもあり、そうなると確信しています。

私たちの「江戸川極み野菜」に賛同してくださる仲間を募っています。
まず第一段階として、江戸川沿いの仲間を増やしていきます。
そして、第二段階として、関東圏の農業を支える、荒川、利根川沿いの仲間を増やしていきます。
さらに、第三段階として、江戸川極み野菜ブランドの基準をクリアする仲間を全国に広げていきます。

私たちの「江戸川極み野菜」は、日本の農業に特別栽培基準を普及し、流通をシンプルに分かりやすく、「食べる人」と「育てる人」の信頼関係が築ける仕組みを創っていきます。